EVENTNAME301031;バグダードの詩人、フズーリー
EVENTHIST301031;メフメト・ビン・スレイマン・フズーリー(1480-1556)はこの時代ではバーキーに次ぐ偉大な詩人であった。ペルシア出身ではあるが、オスマン帝国に仕え、帝国より生涯にわたり恩給を賜った。いわく、「何や驚くことがあろうか、美しき者たちの心臓は汝の頬を羨むときにこそもっとも滑らかに血を循環させるということを」。「石をルビーに変えるには、燦然と煌く陽光がありさえすればよい」。「あるいは驚かん、汝のまつげが世の冷酷な者どもすべてを征服しようとも」。「黒檀の矢柄のごとき君との逢瀬のためならば、アダマントの逆刺とていざや担わん!」
ACTIONNAME301031A;おお、素晴らしい!
EVENTNAME301031;バグダードの詩人、フズーリー~
EVENTHIST301031;メフメト・ビン・スレイマン・フズーリー(1480-1556)はこの時代ではバーキーに次ぐ偉大な詩人であった。ペルシア出身ではあるが、オスマン帝国に仕え、帝国より生涯にわたり恩給を賜った。いわく、「何や驚くことがあろうか、美しき者たちの心臓は汝の頬を羨むときにこそもっとも滑らかに血を循環させるということを」「石をルビーに変えるには、燦然と煌く陽光がありさえすればよい」「あるいは驚かん、汝のまつげが世の冷酷な者どもすべてを征服しようとも」「黒檀の矢柄のごとき君との逢瀬のためならば、アダマントの逆刺とていざや担わん!」~
ACTIONNAME301031A;おお、素晴らしい!~
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EVENTNAME301032;詩界のスルタン、バーキー~
EVENTHIST301032;メフメト・バーキー(1526-1600)はトルコ古典詩人の中でもっとも優れた人物である。貧しい聖職者の息子として生まれ、大学を通じて自らの詩作を売ることで生計を立てていた。が、まもなく宮廷、とりわけスルタンの愛顧を得るに至った。彼の死はコンスタンティノープルを慟哭の渦へと落とし込んだ。彼自身は国葬をもって弔われた。彼の才能の断片を紹介しよう、「天の宴にて、ウェヌスは竪琴を爪弾きぬ。歓喜と幸福、喜びと楽しみ、快活な微笑のうちに。かの女神が天蓋の下に調べの主音をとれば、タンバリンを打ち鳴らす太陽は輝きもて彼女の相貌をば覆い隠さん」~
ACTIONNAME301032A;おお、素晴らしい!~
~
EVENTNAME301033;占星術師か天文学者か、タキウッディーン~
EVENTHIST301033;“天界の学徒”の異名を持つタキウッディーン・エフェンディ(1521-1585)はスルタンを説得してコンスタンティノープル郊外に天文台を造営した。しかし、宗教指導者たちは彼が禁じられた占星術を実践している(しかもおおっぴらに!)と警鐘を鳴らし、かの建物をば引きずり倒さんとスルタンに圧力をかけた。~
ACTIONNAME301033A;かの呪われし天文台をば引きずり倒せ~
ACTIONNAME301033B;天界の事象は究明されねばならぬ~
~
EVENTNAME301034;宮廷の寵児、ユースフ・ナビ~
EVENTHIST301034;宮廷でペルシア様式の詩はもてはやされ続け、いまやそれも頂点に達したが、そのような折、ユースフ・ナビ(1642-1712)もまた彼の伝記的にして史劇風、かつ地誌風の諸作品ゆえにいたく尊敬された。いわく、「昼も夜もわたしはバルサムの香油を求めている、わが心の痛みを和らげるために。天の国にて採れるトルコ石、かの石に宿る治癒の力もいまやわが胸に留まることなし。かの薬求め、幾多の国々を巡りてわれは見出したすべてのものは徒となりぬ。慈悲の泉に祝福されし涙一粒さえ、いまや留まることなし」~
ACTIONNAME301034A;おお、素晴らしい~
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EVENTNAME301035;地理学者、キャーティプ・チェレビー~
EVENTHIST301035;キャーティプ・チェレビー(1609-1657)はオスマン帝国史上もっとも偉大な地図製作者にして机上の旅人であった。彼の著作には浩瀚なる『世界の眺望Cihannuma』(西洋と東洋における地図製作と地理学の知識の最良の部分を抽出している)がある。オスマン帝国の人々はこの書に触れて、ヨーロッパ及び中東の先にある広大な世界にはじめて眼を開いた。~
ACTIONNAME301035A;世界のなんと広大なることよ~
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EVENTNAME301036;スルタンの遊び友だち、詩人アフメト・ネディム~
EVENTHIST301036;陽気でいて軽薄なチューリップ時代、この時代を通じてアフメト・ネディム(1681-1730)はスルタン・アフメトIII世にとって愉快な友であり続けた。彼はそれ以前の詩人たちよりもずっと自由に簡便に詩作した。彼の影響は17世紀を通じて生き続けることになる。君の母上に許しを求めたら、聖なる金曜日に祈る者たちのために言おう、「時の手に委ねられることの痛ましさなんか捨ててしまって一日を僕らのものにしてしまおうよ。こっそり秘密の道を抜けて裏通りをくぐって入り江に降りるんだ。楽しさにあふれた庭園へ行こう。糸杉のようにほっそりと美しい君、来なよ、そぞろ歩きをしようじゃないか。まずはね、ゆっくりと池の周りを巡るんだ。そしたらね、歌を歌って詩を吟じるんだ、あの素敵なやり方でね。だから、さあ、楽しさに満ちあふれた庭園へ行こう。糸杉ちゃん、来なよ、そぞろ歩きをしようじゃないか」~
ACTIONNAME301036A;ちょっと行き過ぎじゃないかね?~
ACTIONNAME301036B;楽しいな~

EVENTNAME301032;詩界のスルタン、バーキー
EVENTHIST301032;メフメト・バーキー(1526-1600)はトルコ古典詩人の中でもっとも優れた人物である。貧しい聖職者の息子として生まれ、大学を通じて自らの詩作を売ることで生計を立てていた。が、まもなく宮廷、とりわけスルタンの愛顧を得るに至った。彼の死はコンスタンティノープルを慟哭の渦へと落とし込んだ。彼自身は国葬をもって弔われた。彼の才能の断片を紹介しよう、「天の宴にて、ウェヌスは竪琴を爪弾きぬ。歓喜と幸福、喜びと楽しみ、快活な微笑のうちに。かの女神が天蓋の下に調べの主音をとれば、タンバリンを打ち鳴らす太陽は輝きもて彼女の相貌をば覆い隠さん。」
ACTIONNAME301032A;おお、素晴らしい!

EVENTNAME301033;占星術師か天文学者か、タキウッディーン
EVENTHIST301033;“天界の学徒”の異名を持つタキウッディーン・エフェンディ(1521-1585)はスルタンを説得してコンスタンティノープル郊外に天文台を造営した。しかし、宗教指導者たちは彼が禁じられた占星術を実践している(しかもおおっぴらに!)と警鐘を鳴らし、かの建物をば引きずり倒さんとスルタンに圧力をかけた。
ACTIONNAME301033A;かの呪われし天文台をば引きずり倒せ
ACTIONNAME301033B;天界の事象は究明されねばならぬ

EVENTNAME301034;宮廷の寵児、ユースフ・ナビ
EVENTHIST301034;宮廷でペルシア様式の詩はもてはやされ続け、いまやそれも頂点に達したが、そのような折、ユースフ・ナビ(1642-1712)もまた彼の伝記的にして史劇風、かつ地誌風の諸作品ゆえにいたく尊敬された。いわく、「昼も夜もわたしはバルサムの香油を求めている、わが心の痛みを和らげるために。天の国にて採れるトルコ石、かの石に宿る治癒の力もいまやわが胸に留まることなし。かの薬求め、幾多の国々を巡りてわれは見出したすべてのものは徒となりぬ。慈悲の泉に祝福されし涙一粒さえ、いまや留まることなし」。
ACTIONNAME301034A;おお、素晴らしい

EVENTNAME301035;地理学者、キャーティプ・チェレビー
EVENTHIST301035;キャーティプ・チェレビー(1609-1657)はオスマン帝国史上もっとも偉大な地図製作者にして机上の旅人であった。彼の著作には浩瀚なる『世界の眺望 Cihannuma』(西洋と東洋における地図製作と地理学の知識の最良の部分を抽出している)がある。オスマン帝国の人々はこの書に触れて、ヨーロッパ及び中東の先にある広大な世界にはじめて眼を開いた。
ACTIONNAME301035A;世界のなんと広大なることよ

EVENTNAME301036;スルタンの遊び友だち、詩人アフメト・ネディム
EVENTHIST301036;陽気でいて軽薄なチューリップ時代、この時代を通じてアフメト・ネディム(1681-1730)はスルタン・アフメトIII世にとって愉快な友であり続けた。彼はそれ以前の詩人たちよりもずっと自由に簡便に詩作した。彼の影響は17世紀を通じて生き続けることになる。君の母上に許しを求めたら、聖なる金曜日に祈る者たちのために言おう、「時の手に委ねられることの痛ましさなんか捨ててしまって一日を僕らのものにしてしまおうよ。こっそり秘密の道を抜けて裏通りをくぐって入り江に降りるんだ。楽しさにあふれた庭園へ行こう。糸杉のようにほっそりと美しい君、来なよ、そぞろ歩きをしようじゃないか。まずはね、ゆっくりと池の周りを巡るんだ。そしたらね、歌を歌って詩を吟じるんだ、あの素敵なやり方でね。だから、さあ、楽しさに満ちあふれた庭園へ行こう。糸杉ちゃん、来なよ、そぞろ歩きをしようじゃないか」。
ACTIONNAME301036A;ちょっと行き過ぎじゃないかね?
ACTIONNAME301036B;楽しいな


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