*簡単な作例を用いたチュートリアル [#occ39fb3]
ひとまず細かい事は置いといて、弄って覚えよう的なチュートリアルです。
今回は、日本のProvinceである関東(Kanto)を2つに割って、新たなProvinceを作ってみるとこまで。
//今回は、日本のProvinceである関東(Kanto)を2つに割って、新たなProvinceを作ってみるとこまで。

-作業環境:EU2英語版 Ver.1.09 ※CF版での動作は未確認
**事前準備 [#f5ffde03]
-英語版ではdb/province.csvに欧文文字が含まれています。標準の日本語OS環境下ではMagellan実行時エラーとなるため、Latin12asciiを使うなどして欧文文字を置き換えておく必要があります。
-db、map、Scenarioディレクトリのバックアップ推奨
-Magellan最新版をダウンロードし、適当なディレクトリに解凍しておきます

**マップグラフィック編集 [#u67d9ca4]
***eu2mapファイルの生成 [#e1ad552d]
まず、EU2のマップ情報とPSDファイルの橋渡し的役割をする''eu2mapファイル''を作成します。

Magellanツールを解凍したディレクトリで、以下のコマンドを入力します

''mextract fliename /3 EU2インストールパス'' (flienameは任意)
 mextract eu2.eu2map /3 d:\eu2 

これでMagellanの独自ファイルeu2mapファイルが作成されます。
以降、このeu2mapファイルを用いて作業する事になります。
***PSDファイルの書き出し [#d37467ef]
eu2mapからPSDファイルを書き出します。
マップ全体を書き出す方法と、指定した一部分だけを出力する方法の2種類があります。

今回は修正箇所が決まっている事から後者を選択します。

 mview eu2.eu2map

GUIのマップビューアが起動します。マップの操作方法はEU2と同様です。

任意の箇所をドラッグして範囲選択したら右クリックし、''Export "mimage /E" commandline to Clipboard''を選択します。クリップボードにコマンドが格納されるので、コマンドプロンプト上で右クリック>貼り付けを選択します。

以下のようなコマンドが貼り付けられていれば大丈夫です。(/r:後の数値は異なると思います)
 mimage /e "D:\magellan\eu2.eu2map" /r:16320,2464,640,704 /1

このままエンターで実行すると指定範囲を切り出したPSDファイルが作成されます。
----
PSDファイルの書き出し自体は、本来''mimage.exe''が行っています。''mimage.exe''の簡易的な使用方法をここにも記します。

-マップ全体を書き出す場合

--''mimage /e <eu2map> r:size''
 mimage /e eu2.eu2map r:2048
オプションのr:の後は生成するファイルの縦横のサイズになります。
この例の場合、1ファイルあたり2048x2048のサイズ毎に区切られたPSDファイルがマップ全体分作られます。
r:fullで1枚マップを作る事も可能ですが、PCのメインメモリが足りないとエラーになります。(サイズが大きい場合も同様)
使用するマシンスペック・OSと天秤にかけて、適切なサイズを指定する必要があります。

-場所を指定して部分的に書き出す場合

--''mimage /e <eu2map> r:x,y,width,height''
 mimage /e eu2.eu2map r:100,100,200,300 
先に使用したmview.exeの他に数値を直接指定して書き出す事も出来ます。この例の場合、座標x=100,y=100の地点から、幅=200・高さ=300ピクセルを部分的に書き出します。

***PSDファイルの編集 [#p1cd2916]
先ほど作成されたPSDファイルを編集します。

IDsレイヤーを編集する事でProvinceを作成・変更できます。
早速好きに弄ろう...といきたいとこですが、適当に塗られているように見えるマップカラーとProvince IDは厳密に関連付けられています。

まずdb/province.csvから作成するProvinceのIDを決めます。

どのカラー情報がどのProvinceを示すかは、''mcolor.exe''を用いる事で確認出来ます。
''mcolor.exe''を起動し左上のID欄に入力すると、対応するRGB値が分かります。

この指定されたRGB値でIDsレイヤーを編集します。
今回のように陸続きの場合は、一番上のBordersレイヤーに赤(FF0000)で境界線を描きます。(けっこう適当でもOK)

本来はShadingレイヤーも編集して外観も整えるところですが、今回はひとまずスキップします。

編集が終わったらファイルをセーブしテストに移ります。
***テスト [#xbeba7d7]
IDの整合性をチェック

''mimage /C <file.psd>''
 mimage /C eu2map.psd

シミュレーションテスト

''mimage /SI <file.psd> <eu2map>''
 mimage /SI eu2map.psd eu2.eu2map

エラーが出ないようであればeu2mapに適用可能な状態となっています。
***統合 [#rda4d347]
PSDファイルをeu2mapに適用します。念のためeu2mapファイルをバックアップしておくと、再編集する際に楽だと思われます。

''mimage /I <file.psd> <eu2map>''
 mimage /I eu2map.psd eu2.eu2map

***書き出し [#pc79e929]
いよいよEU2のマップとして書き出します。改めて念を押しますが、最低限Mapディレクトリはバックアップしておいて下さい。

''minject <eu2map> /L /D:インストールパス''
 minject eu2.eu2map /L /D:d:\eu2

EU2を起動し、意図したようにProvinceが分割されていれば成功です。

以上でひとまず「グラフィック」上は新たなマップが作成されました。但しこのままでは未踏地のProvinceでしかありません。この後、db/province.csvとシナリオファイルを編集し、体裁を整える必要があります。

**Province編集 [#w9907e13]

**シナリオファイル [#u4d7a93f]

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